あなたは他人と喋るとき、相手はちゃんと話を聴いているのだろうか、考えて喋っているのだろうか、なんて思ってしまうことありませんか?
適当に答えているか、ちゃんと考えて会話しているのか心理学的に、わかる方法があります。今回はそれを紹介していきたいと思います。
アイ・パターン(アイ・アクセシング・キュー)とは?
皆さんはアイ・パターン(アイ・アクセシング・キュー)をご存じでしょうか?
「目は口ほどにモノを言う」といわれるように、目の動きから、相手が脳の、どの感覚にアクセスしているのかを解析することを言います。
視覚的なところから、聴覚的な部分など想像するものによって、目の動きが変わってくるようです。
ちゃんと考えている人は、自然と目が意識するのに最適なところに動きます。
逆に、その場しのぎの時は関係ないところに目が動きます。
普段での会話の場合、重要な場面で、相手が真剣なのかどうかわかります。(例えば、浮気とか隠し事があるときとかね)
普段の会話というよりは、営業やセールス、交渉をする方には、必要なスキルだと思うので是非学んでみてください。
実際にアイ・パターンを知ろう
上の画像は右利きの方の一般的なアイ・パターンのものです。左利きの場合反対になることがあるといわれています。※すべての人がこの通りではありません。
※画像は相手から見たときの図です。説明では自分目線です。
左上に動かす → 視覚。過去のこと。体験したこと、記憶にあるイメージ。
右上に動かす → 視覚。未来のこと。見たことない、想像上のイメージ。
左に動かす → 聴覚。過去のこと。聞いたことのある、声や音楽などの記憶。
右に動かす → 聴覚。未来のこと。聞いたことのない、声や音楽などを想像。
左下に動かす → 内部対話。自身の心の中での対話。
右下に動かす → 身体感覚。痛みや感情などの身体的なイメージ。
上に動かす → 無心。
下に動かす → 服従や罪悪感を感じている。
アイ・パターンは論文によって否定されることが多いです。しかし、瞬間的な効果はあるといわれています。
「じゃあ、あんまり使えないの?」
と思う人もいると思いますが、そもそも、100%相手を見抜くのは不可能です。国の諜報員でさえ、70%くらいといわれます。
少しでも見抜く力が欲しいのであれば、有効だと思います。アイ・パターンを使って相手を観察することで、今までは感覚的だったのが、相手の癖などを見抜いて会話を誘導することが出来ます。
アイ・パターンの使用例
アイ・パターンを利用するにあたり、人には、無意識に優先する感覚(優位感覚)、3タイプがあるといわれます。これらを、まず押さえておきましょう。
図やイメージなどで物事をとらえる傾向にある。
論理的に道筋を立てて考える傾向がある。
判断的に直観を大事にする傾向がある。
これらを踏まえて、例えば
視線が上の方で左右する場合、視覚優位型である場合が多いです。
そのため、数字や表、グラフ、図、イラストなど視覚で伝える手段を使うと話が進みやすいです。
視線が左右に動く場合、聴覚優位型である場合が多いです。言葉の意味を論理的に理解しようとするため、難しい言葉を並べて話すより、簡単な言葉でわかりやすく伝えた方が会話がスムーズになりやすいです。
視線が下の方にある場合、反省しているもしくは違うことを考えていることが多いです。
このように、相手の目線から伝え方から相手の特徴をつかむことが出来たりします。
※何度も言いますが100%ではないので、極端に考えるのはやめましょう。
おわりに
今回はコミュニケーションスキルのアイ・パターン(アイ・アクセシング・キュー)について書いてみました。
100%ではないですが、これを知っているだけでも、会話を有利に運ぶことが出来るかもしれません。
営業やセールス、交渉などの仕事をする人は、是非踏まえておきましょう。
これからも、ユキまきの幸福日記をよろしくお願いします。
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